2018年 04月 12日
廃れの美
この下には、どんなボロボロが隠れているんだろう…と思い
新しい布を取り除いてみました。
(これのもともとの所有者は「実用的着物」と考えているのに、
私は「美術品・鑑賞用着物」ととらえている、という観点の違いが面白いと思います。)
素敵な襤褸が出てきたので、今日、近所の古民家へ行って写真を撮ってきました。
襤褸は古民家の木の床や、
畳の上が似合うと思います。
布が弱くなってほつれる、使い込むことによって色が落ちる、
などの「廃れることによって醸し出される美意識」があると思います。
長くこの世にあり続けることによって生まれる魅力、ともいいましょうか・・・。
そういうものが大好きです。
そういうものを、これからもたくさん見ていきたいと思いました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
by inenokami
| 2018-04-12 14:31
| 古いもの
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